常に変動!マンスリー・ウィークリーマンション利用料金3つのからくり

マンスリー・ウィークリーマンションの利用料金は常に変動していますし、利用料金を構成している各費目(「賃料」「光熱費」「管理費・共益費」「清掃費」「その他費用」)毎の設定方法も運営会社によって異なってきます。

この利用料金の設定には、「物件を選んでもらうために」や「利益をだすため」に様々な工夫やからくりがあるので詳しくご紹介します。

借りる時期やキャンペーンによって利用料金は常に変動している

マンスリー・ウィークリーマンションの利用料金は、借りる時期やキャンペーンによって常に変動しています。

そのため今日WEBサイトでチェックしたときの利用料金と昨日や明日の利用料金が異なることはよくあることです。

そして、マンスリー・ウィークリーマンションの利用料金も一般賃貸と同じく、2月・3月~新生活が始まる4月にかけてが最も料金が高くなります。

運営会社各社も利用料金が高値のこの時期に、できるだけ中期~長期の利用を検討している人と契約したいために、賃料や管理費などの金額をこまめに変更したり、キャンペーンを企画してとにかく選んでもらえるように工夫しています。

特に同一エリアに競合物件が多くある場合や空室状態が長く続いている物件はキャンペーンの対象となりやすいようです。

このようにマンスリー・ウィークリーマンションの利用料金は常に変動しているのですが、この利用料金の設定にひとつ目のからくりが存在します。

利用料金は、「マンスリー・ウィークリーマンションの利用料金の仕組みを徹底解説」で詳しく説明した通り、
 
【利用料金総額の計算方法】
利用料金の総額 = (賃料/日+光熱費/日+管理費共益費/日) × 利用日数 + 清掃費 + その他費用

です。
 
構成している各費目(「賃料」「光熱費」「管理費・共益費」「清掃費」「その他費用」)毎の料金設定は、運営会社によってかなり異なっています。

具体的に説明すると、

[料金設定例1]のように賃料を安くみせて、管理費を高く設定している運営会社もあれば、その逆もあります。

また、[料金設定例2]のおうに賃料や管理費を安めに設定して、清掃費やその他費用を高く設定している場合もあります。

[料金設定例1] 物件Aは、賃料700円、管理費500円
物件Bは、賃料500円、管理費1,000円
※清掃費やその他費用は20,000円で同じ

上記物件をそれぞれ30日間利用した場合、賃料だけで比較すると物件Bの方が安いが、利用料金総額で比較(物件Aは56,000円、物件Bは65,0000円)すると物件Aの方が安い。

[料金設定例2] 物件Aは、賃料500円、管理費500円、清掃費15,000円
物件Bは、賃料600円、管理費500円、清掃費10,000円
※その他費用は同じ10,000円

上記物件をそれぞれ30日間利用した場合、賃料と管理費で比較すると物件Aの方が安いが、利用料金総額で比較(物件Aは55,000円、物件Bは53,0000円)すると物件Bの方が安い。
 
中には、ある費目を高く設定しておいて、キャンペーンで安くするなどずる賢い運営会社もあるくらいです。

これは、ほとんどのWEBサイトが利用料金を総額表示していなかったり、キャンペーン設定をすると目立つ仕様になっているため、検討している(WEBサイトを訪れた)ユーザに錯覚を起こさせるためでもあります。

ついつい賃料だけで比較してしまったり、キャンペーンにつられてしまうなどで騙されないように、マンスリー・ウィークリーマンションの物件選びは、必ず利用料金の総額で比較・検討をするように心掛けてください。

光熱費にも清掃費にも利益が含まれている

ふたつめのからくりは、光熱費にも清掃費にも利益がしっかりと含まれているということです。

光熱費

光熱費が700円/日(税抜)で設定されている場合、30日間利用したら光熱費は21,000円となります。

一人暮らしの場合、普通の使用量であれば光熱費が月間21,000円もいくことはないでしょう。エリアや季節にもよりますが、おそらく10,000円前後なので、光熱費に十分利益が含まれていることがわかります。

一般賃貸の場合、光熱費は月々使用した分だけ支払うことに対して、マンスリー・ウィークリーマンションの場合は、どんなに光熱費を節約しても固定料金となります。

また、旅行などで家を空けて、まったく電気やガス、水道を使用していない日も加算されてしまいます。

2人以上で入居する場合

光熱費は2人以上で入居する場合はさらに追加料金がかかります。

一般的には、入居人数がひとり増えるごとに、一人分の半額前後が追加となる物件が多いようです。※同居者が小さいお子様の場合は、入居者として計算されない場合もあります。

清掃費

清掃費は、利用した期間で段階的に変動します。

例えば、〜1か月借りた場合の清掃費は15,000円、1か月〜3か月借りた場合の清掃費は20,000円といったようにです。

実際の清掃作業(清掃以外にも寝具や備品などの交換も含む)ですが、ほとんどの運営会社は外部の清掃業者か家事代行業者に委託しています。

数ヶ月程度の部屋の汚れであれば、プロにお任せすれば2〜3時間程度できれいになるでしょうし、家事代行の場合、2時間で5,000円程度の料金設定(一般利用の場合)ですから清掃費にも十分利益が含まれていることがわかります。

マンスリー・ウィークリーマンションの場合は、どんなにきれいに利用していても清掃費も固定料金となります。

 
このように、光熱費や清掃費に利益を含めて、賃料や管理費を安くしている物件もあります。

繰り返しになりますが、利用料金の総額で比較をしたり、検討をするように心掛けてください。

消費税はかかるのか?

基本的には、入居期間が1か月未満であれば消費税がかかり(課税)、1か月以上であれば消費税がかからない(非課税)です。

ですが、消費税についての記載の仕方は運営会社毎に税込表示なのか税抜表示なのかは異なるため注意が必要です。契約前にしっかりと確認するようにしましょう。

 
この消費税に関して、もう少し詳しく説明すると・・・

国税庁によると「住宅の貸し付けは非課税」となるため、月単位(1か月以上と比較的長い期間)で借りることができるマンスリーマンションは、こちらに該当し原則非課税となります。

一方、「一時的な住居のための賃貸は課税」となり、週単位(1か月未満)で借りるウィークリーマンションはこちらに該当し課税の対象となります。ホテルや旅館、ビジネスホテルも同様に課税対象です。

ホテルや旅館などに宿泊した際、レシートにはしっかりと消費税が記載されているのはそのためです。

マンスリーマンションとウィークリーマンションは、どちらも「短い期間から利用可能な家具付賃貸マンションもしくはアパート」(詳しくは、「マンスリー・ウィークリーマンションとは?その意味と5つの特長」)であり、一緒と思われがちですが、この税金の点が両者の違いのひとつでもあります。

まとめ

マンスリー・ウィークリーマンションの利用料金は、費目が細かく別れていてその合計となるため少し分かりづらい上に総額表示していないこと各WEBサイトばかりです。

運営会社はその点をうまく利用して、費目毎の料金設定を工夫しています。

マンスリー・ウィークリーマンションを選ぶ上で、立地や間取りだけでなくその料金も重要な要素ですので、必ず利用料金の総額で比較・検討をするように心掛けてください。